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起業のキッカケは学生時代に参加した酒蔵見学!?

小泉さん

インタビュアー・森
よろしくお願いいたします。
自己紹介の方お願いします。

小泉さん
はい、株式会社AGCL(アグクル)代表取締役の小泉泰英と申します。
現在23歳で、出身は埼玉県です。
大学は栃木の宇都宮大学の農学部に進学した事で、農業や食との縁が始まりました。

インタビュアー・森

小泉さん

インタビュアー・森

小泉さん
栃木では結構名前も知られてきていて、次世代の力大賞というのがあるんですけど、そこで賞を頂いたり、今年の6月くらいにはForbesのZ世代のリーダー30というところに掲載されました。

インタビュアー・森
すごいですね。
大学時代の味噌屋の経営について少しお聞きしたいのですが、なぜ研究しようと思ったのですか?

小泉さん

インタビュアー・森

小泉さん
大学時代から仲が良かった友人が
酒造りに興味があって一緒に酒蔵見学に行ってましたね。

インタビュアー・森

小泉さん
酒蔵や味噌屋も江戸時代とかから続いてますみたいなとこばっかりなんですね。
最近は企業が30年とかでなくなるって言われている時代に普通に「いやうちまだ全然歴史浅くて今年120年なんです」って言ってこの人たちってなんてすごいんだろうって思っていました。

インタビュアー・森
なるほど。確かにそうですね。
創業100年が普通というか浅いんですもんね。
その感覚が確かに一般の企業とかと比べると感覚が違うんですね。

小泉さん
300年続いている会社なんて僕らからしたらレジェンドじゃないですか。
だけど「浅いって訳では無いじゃないですけど、もっと上もありますけど、この地域の中では結構長いほうで300です。」みたいな感じなんで変な感覚でしたね。

インタビュアー・森
そうなんですね。
そこで酒蔵見学に行ったことがきっかけで起業っていう感じになったんですか?
起業までの背景がどういう感じかお聞きしたいです。

小泉さん
はい。
農学部だったので、醸造系よりも農業関係が一番盛んなんですが、人によって興味があるのが果樹や野菜の人もいれば、米の人もいればみたいな感じなんですね。
その中で僕がすごく関心があったのは米だったんです。

インタビュアー・森
米農家さんの1年間の研修で農家さんの役に立ちたいと思った。

小泉さん
米だった理由としては、この世の中で一番おいしいものはごはんとみそ汁だってずっと中学生くらいのときから思っていて、
やっぱり「一番うまいもの何ですか?」って聞かれたら「お米とみそ汁だよな」って昔から思ってたのがあったんですね。

インタビュアー・森

小泉さん
味噌も元は米から作られてるし米って面白いなって思って、
大学3年生の時に米農家さんに1年間研修に行ってたんですよ。

インタビュアー・森

小泉さん
そこで知ったのが、農家さん自体が、加工して直接売れるみたいな仕組みを作れば、米だけではなく、利益が増えるんじゃないかということで、できたらいいよね言ってたのを聞いたんですね。
ただ、実際僕が農家さんに関わって思ったのが、「いや、無理だ」と思ったんです。

インタビュアー・森

小泉さん
経営ノウハウがすごいあって、組織化できて、自分が指示する担当で、作る人もいて、加工する人もいて、小売で売る担当もいて、それを全部マネジメント出来るとかだったら、
凄く綺麗に回っていくんですけど。
米農家の1年間のスケジュールは、春に蒔いて、秋に収穫して、冬に翌年の準備なんですね。
なので、加工品とか作ってる余裕ってないんですよね。
結構現実は厳しいんだなっていうのをその時に思いました。

インタビュアー・森

小泉さん
最近では食べチョクさんとかポケットマルシェさんっていう農業系のベンチャー生産者の農家さんと消費者さんを直接繋ぐプラットホームがあります。
それ以外にJAさんとかが、農家さんが直接取引ができるための農産物直売所とか道の駅みたいなのをやっています。

インタビュアー・森

小泉さん
違うビジネスモデルを作れないかなって思ったときに、発酵食品っていうのが出てきたんですね。

インタビュアー・森
なるほど。
そこで、発酵食品が出てきたんですね。

小泉さん
はい。
例えば甘酒とかで見てもらえば分かるんですけど、甘酒を元が米だって知ってる人は沢山いるものの、米を食べている思っている人っていないと思うんですよ。

インタビュアー・森

小泉さん
おかゆだったら米を食べているというって気持ちになるんと思うんですね。
おかゆも甘酒も言っちゃえばほぼ同じなのに菌が介在することによって人は米だと認識しなくなるって思ったところが発酵の面白さだなって思ったんですよ。
もし発酵させることで別のものに変えて新しい価値をお客さんに作ることができたら、
お客さんはそれを飲んでおいしいとか健康になるとかいろんな問題が解決するし、
農家さんからしたら米として消費されてないので新しいニーズが開拓できたっていう喜びだったりとか、
それによって収入が増えたりというのもあるなって思って、この分野だったら可能性りそうなみたいなのを思って起業しようと思いました。

インタビュアー・森
なるほど。
農家さんの手助けっていうのが一番大きいんですかね。

小泉さん

インタビュアー・森
それでその中でも発酵食品に重きを置いた方がいいという所で甘酒に目を付けたっていう感じなんですね。
現在どういった事業をされているのかお聞きしてもよろしいでしょうか?
農家さんの手助けを事業に!発酵食品の製造と販売

小泉さん
直接僕らが作った製品をお客さんに売るというビジネスモデルで発酵食品を作って販売しています。
発酵食品のシリーズとしては3シリーズあって
1つ目が一番メインが毎日の食事で腸から健康になれる調味料として「おりぜ」という製品をやってます。
それが1シリーズ目で3種類あります。
2つ目のブランドとしては、「こうじつ」という今まで苦手だった人でも毎日飲んでしまうくらいおいしい甘酒っていうのを作ってます。
3つ目が丁度新商品が2020年の11月に発売の「フードコスメおりぜ」という、
1個前のおりぜという製品と仲間みたいな製品なんですけど、ビューティーの商品で食べる化粧品なんですね。
塗る化粧品というのは見た目を綺麗に見せるという所が結構あると思うんですけど、
食べる化粧品なので体の内側からあなたの綺麗を作るってい製品です。
この3つの調味料、飲み物、甘酒、フードコスメ、この3つが僕らの作ってる製品になります。

インタビュアー・森
なるほど。
販売に関しては基本的にはWebにはなるんですかね?

小泉さん
今後はwebになると思います。
現状だと結構生協さんとか健康志向の方の家族、子供がいるご家庭に製品を届けることが多いので生協さんと一緒に製品の販路を拡大したりとかしてます。

インタビュアー・森
なるほど。
最初って生協さんにこっちから営業を掛けるんですか?

小泉さん
今は最近は栃木のまわりの生協さんだけでなく全国の生協さんにも取り扱って頂きたいのでそこに関しては僕から商談のお願いっていうので電話したりとかはしてます。
ただ、一番最初の生協さんは組合員さんが元々うちのおりぜという商品を愛用してくださってて、そこでうちの商品を取り扱うようになりました。

インタビュアー・森
なるほど。
良い商品を使り、それを満足してくれてる人の一人がたまたま生協の方だったっていう感じでなんですね。
トータルして、起業してよかったこと、悪かったこと、苦労したことをお聞きしたいです。
事業の全てに自分が参加出来る!会社員では考えられない経験が出来た。

小泉さん
良かった点は、全てに自分が参加していることですね。
1つの事業を行うのに商品の管理やサイトの運用、など全てに自分が参加することは起業したからこそできた経験がよかったですね。

インタビュアー・森
なるほど。
会社員ではできない経験ですね。
悪かった所や苦労したことをお聞きしたいです。

小泉さん
悪かった所はないですが、不安は常にありますね。
事業は常に課題をクリアしていく必要があるんですね。
今の課題がクリアできれば次の課題がという風にフェーズが変わるごとに課題はどんどん来ます。
何度も課題をクリアしていくという、やり続けられるメンタルがないと一発屋になり、続かないと思うので、そうならないために、常に不安がありますね。

インタビュアー・森
なるほど。
確かに常に何かしら課題はありますよね。
ありがとうございます。
最後なんですけれども、これから起業したい学生さんや社会人の方に向けて最後にメッセージを頂ければなっていう風に思います。
まずは自分の出来ることを繰り返す
挑戦したことない時って出来ないんじゃないかって考えると思うんですけど、
基本的に全て最初頭の中に出てきた仮説を立てて、
一個やってみて、一個考えてみて、一個やってみて、一個考える。
このように、ひたすら繰り返せばいつかでかくなってたり自分自身が成長してるなって思うので、そういう意味での挑戦は続けて欲しいなって言うのを思っています。
まずは自分の出来ることから始めてください。

インタビュアー・森
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