現役学生起業家“鎌田亮太朗”ってどんな人?

鎌田さん

インタビュアー・森
お願い致します。
では、早速ですが自己紹介をお願い致します。

鎌田さん
鎌田亮太朗と申します。
今は近畿大学経営学部経営学科の2回生です。
今年の4月から一般社団法人Nanofulという団体を立ち上げさせて頂きました。出身は奈良県です。

インタビュアー・森
ありがとうございます。
奈良県から近畿大学までですと電車で1本で行けるのですか?

鎌田さん
そうなんですよ。
僕はアクセスの良い所に住んでいて1本で行けます。

鎌田さん
西とは実は高校から一緒なんです。
高校生の時は全然お互いの事を知らず、大学に入り僕もお互いに別々の事業をやっているということでそこで接点を持って今は仲良くさせていただいています。

インタビュアー・森
なるほど。
初めは顔見知り位の繋がりだったのですね。

鎌田さん

インタビュアー・森
なるほど。
でも、大学もキャンパスが違いますよね?

鎌田さん
そうですね。
大学もキャンパスが違うのですが、なんとなく繋がったという感じです。

インタビュアー・森
SDGs吊革プロジェクト

インタビュアー・森

鎌田さん
はい。
僕は高校が近畿大学附属高校だったのですが、
受験がなく時間があったということもあり何かしたいという思いが漠然とあった時に、学校に社会企業家の方が講演をしに来てくれたんですね。
その方のSDGsや社会課題に興味を持ったからということではなく、単純にビジネスとしてお金も回しながら誰かの為になる事業をされている理由や人柄に惹かれて、僕も何かするのであればSDGsみたいな事を始めようと思ったのがきっかけです。

インタビュアー・森

鎌田さん
高校3年生の時にSDGsのバスの吊革を色々な経営者の方々の支えがあって色んな地域でSDGsのバス作らせて頂きました。
大人の方々に助けて頂いてそのバスの完成まで漕ぎつけることが出来たという所から、学生が何かをする上では大人とのパートナーシップを組むことが大事だと思い、そういう大人と学生が社会課題解決という1つの目標に向って行ける団体を作りたいと思い立ち上げました。

インタビュアー・森

鎌田さん
そうですね。
個人としての活動は高校3年生の時からです。

インタビュアー・森
なるほど。
なぜそこからバスや電車の吊皮という所に至ったのですか?

鎌田さん
短絡的な考え方ではあるのですが、SDGsや社会課題への日本の意識が凄く低いということを解決するために、まずは知ってもらう事から始めようと思ったのがきっかけです。
バスとか電車は日常的に使うツールであると思い、バスと電車にいる間は携帯を弄るしかやることないので、そういうところで広告が出来たら良いなと思い、電車とバスでやりました。

インタビュアー・森
なるほど。
ありがとうございます。
高校3年生の時に起業をしたいといきなり思い至ったのですか?
それとも、もっと前から思っていて高校3年生の時に動き出したのでしょうか?

鎌田さん
起業マインドは高校2年生の時からありました。
人の下で働きたくないという想いがあったんです。

インタビュアー・森

鎌田さん
そうですね、その当時は電車通学をしていて、楽しくなさそうな様子を見てそう思いました。

インタビュアー・森

鎌田さん
それもありますし、NPOの代表をされている方と話をした時にその人達の輝いている姿を見て比べてしまっていた面もあります。
僕はそっち系に行きたいのだと漠然と思いました。

インタビュアー・森
Nanofulの3つの事業

インタビュアー・森

鎌田さん
今は主に3つ行っています。
1つは企業と学生を結ぶようなSDGsビジネスコンテストの主催です。
2つ目は開拓中ではあるのですがSDGsインターンという形で社会性の高い学生と社会性の高い企業をマッチングできるようなインターンシップを考えています。
そっちはアドベンチャーワールドさんと一緒にプレ事業をさせていただいています。
3つ目は今水面下で動いているだけなのですが、サイクルエイドという事業を今年度から始めようと思っています。

インタビュアー・森
なるほど。
もう少し具体的に1つずつ解説していただけますか?

鎌田さん
はい。
SDGsのアイディアコンテストは、従来のビジネスコンテストはアイディアを出して終わりのものが多かったのですが、学生さんにはアイディアを作るのが上手だけれどもいまいち動かし方が分からないという人が多いと思っています。
そこを打開出来るのが大人の力であったり、企業の力であると僕は思っているので、普段あまり関わることのない学生と企業を一緒のチームにして1つのビジネスモデルを作って学生が実行するようなアイディアコンテストの事業を今年の夏に1回行いました。

インタビュアー・森
なるほど。
それはどのようにマネタイズしていかれるのですか?
あんまり僕にはイメージがつかなくて、、、

鎌田さん
主に企業協賛金という形になります。
賞金を渡して行うという感じです。

インタビュアー・森
なるほど。
企業から賞金を出してもらうという感じなのですね。

鎌田さん
ただ、そこまで収益が出ている訳ではないです。

インタビュアー・森
そうなんですね。
2つ目はまだ実行されていないんですよね?

鎌田さん
そうですね。
プレ事業で学生が企業に価値を生み出せるのかというところでアドベンチャーワールドさんのSDGs事業戦略の一部に入り事業立案をさせていただいています。
今2案採択していただいてそれが実際に動き出しそうな所です。

インタビュアー・森

鎌田さん
自転車に企業広告を価値づけした自転車を販売することで企業の広告費からその自転車の支援金をまかなえるような取り組みをしたいと思っています。

インタビュアー・森
それはとても良いですね。
放置自転車って多いですよね。

鎌田さん
そうなんです。
僕が今考えているのは放置自転車も売れる時代のようで、行政のお金になっているらしいんです。
放置自転車ではなくてカンボジアの現地の自転車を購入することで現地の地域の経済成長と自転車を送るというのが出来れば良いと考えています。

インタビュアー・森

鎌田さん
そうですね。
今の所そういった形で考えています。

インタビュアー・森
一般学生では出来ないような講演会に呼んでもらえた

インタビュアー・森
事業内容を通して起業して良かったところや悪かった所はありますか?

鎌田さん
そうですね、良いことばかりです。
僕は講演会に呼んでもらったことがあるのですが、そういう他の人が出来ないような経験をさせて頂けていることが良かったと思います。

インタビュアー・森

鎌田さん

インタビュアー・森

鎌田さん
そうです。
ありがたいことにそういう機会を頂いて。

インタビュアー・森
逆に苦労したことはありますか?

鎌田さん

インタビュアー・森
そうなんですね。
解決するためにどういう風にされたのですか?

鎌田さん

インタビュアー・森
分かる人はどうやってみつけたのですか?

鎌田さん

インタビュアー・森
なるほど。
苦労したことで言うとその点だけですか?
学生なのにみたいなのはありませんでしたか?

鎌田さん
ありました。
学生だからこそ良くしてくださった方もいるのですが、
学生だからこそ下に見られてしまって良いように使われた時もありました。

インタビュアー・森

鎌田さん
バスを作ったとお伝えしたのですが、バスの時も吊皮の業者さんにラッピングをしていただくということがあったのですが、この企画自体を持っていかれそうになりました。
学生なので色々と社会の事をよく分かっていなくて、僕らが発案したのに大人の方の手柄にされそうになったりしたことがありました。

インタビュアー・森
逆に学生だから良かったことはなにかありましたか?

鎌田さん
学生で良かったことは、色々な方に助けていただけるし、何をやっても許されるという所です。
良くも悪くも無責任でいれるというか、何かをお願いしている途中で投げ出すというのはダメですが、些細なミスであれば許してくださる方が多くてそこが良かったです。
今のうちにやっていて良かったと思います。

インタビュアー・森
たしかにそうですよね。
今のうちにそういった経験をしていて良かったということですね。
事業で一番大切なことは『継続』

インタビュアー・森

鎌田さん
僕が事業を作るうえで大事だと思うのは継続することです。
最初は皆さん熱量を持って出来る方が多いのですが、失敗などで詰まってしまうと辞めてしまう人が多いと思っていて、継続は力なりと言うようにそこで続けられるか続けられないかで変わるという風に思いました。
なので、そこを頑張って欲しいと思います。

インタビュアー・森
コメント