やりたい事がない不安を一瞬で吹き飛ばす、就活㊙︎戦略を大公開!

「何となく就活始めたけどやりたいことがわからない」

「やりたいことがないのに就活してもいいのかな?」

「自分のやりたいことを見つける方法を知りたい!」

 

やりたいことがなくて就活への不安を募らせていませんか?

確かにやりたいことがないままだと面接でも何を話したらいいかわかりませんよね。

「将来やりたいことは何ですか?「10年後の自分は何をしていたいですか?」

これらは就活生にとって最も辛い質問の一つだと思います。

 

だからこそ、この記事では今すぐ自分のやりたいこと探しに踏み出せる方法をお伝えします。

記事の後半では「やりたいこと」について人事目線で解説しています。

私自身も過去に就活でやりたいこと探しで悩んだ経験があり、様々な施策をとってきました。

しかし結果として自らの進む方向性が明らかになりましたし、自分を見つめ直すいいきっかけになりました。

この記事を読んで是非もう一人の自分を見つけてみてください。

1.就活でやりたいことがないのは悪いことではない

「やりたいことがないので、志望業界も職種も選べない…」

「やりたいこともないなんて、自分はダメだ…」

小学生や中学生の頃は将来やりたいことなんて好きに言えたのに、実際働くとなると深く考え込んでしまう。

ーーー就活ではこんな悩みは後を絶ちません。

 

しかし、結論から言えば、やりたいことは見つかっていなくても内定は取れます。

あなたは一切自分を責めて落ち込む必要はありません。
実際あなたと同じ大学生でも、やりたいことがあって就活をしている人は

それほど多くないのが現状です。
次の章から見ていきましょう。

1-1.やりたいことは見つからなくてもいい

先ほど申し上げたとおり、就活でやりたいことが明確でなくても大丈夫です。

下の図を見てください。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/03/news056_2.html

「パーソルキャリア」の調査によると、大学3回生の冬の時点でやりたいことが決まっていない学生は

50.5%と言われています。

就活が本格化する4回生の春でも33%,つまり全就活生の1/3はやりたいことのないまま就活に挑んでいるのです。

さらに言えば、就活をしていない学生や企業に合わせてやりたいことを作っている学生もいるので、学生全体でいえばやりたいことのない学生の割合はさらに高くなります。

にもかかわらず、多くの学生は内定をもらい就活を終えられているーーー。

やりたいことがないままでも、何となく方向性を固めて内定を得ることは十分可能なのです。

 

実際に私も就活生の時、企業に入って何をしたいか?と考えていましたが答えは出ず、就活を進めていく中で徐々に自分の方向性を固めていきました。

具体的な方法は後ほど解説しますが、やりたいことが見つからないままでも就活を続けながら模索していくことも十分可能ですし、学歴問わず多くの学生は実際にそうしています。

やりたいことがないからと言って焦ったり不安になる必要は全くないのです。

1-2.やりたいことを見つけるのは就活の「目的」でなく「手段」

とは言え、やりたいことがないとつい周りと比べてしまって劣等感を抱いてしまう人もいると思います。

しかしここで注意しておきたいのは、「やりたいことを見つける」ことはあくまでも手段であって目的ではないということです。

これを取り違えてしまうと力を入れるべきところを間違ってしまい、

自分の思うような就職ができないかもしれません。

少し、考えてみてください。

 

「あなたはなぜ就活をするのでしょうか?」

「就活の最終的なゴールは何でしょうか?」

 

答えは人それぞれだと思いますが、一つの答えは「入社し、自分らしく活躍し、充実した生活を送る」ことだと思います。様々な経験をする中で、自分のやりたいことが見つかることもありますし、やりたいことが変わるケースも考えられます。

やりたいことを見つけるのはあくまで、就活をスムーズに決めるための一つのツールなので、

必ず明確に決める必要はありません。

自分の本当の目的は常に意識した上で就活を進めていきましょう。

2.やりたいことを見つけるための3つのステップ

やりたいことがないのは悪いことではない、と分かったとは言え何となくやりたいことの方向性ははっきりさせておきたいですよね。

やりたいことを見つけるためには以下の3ステップを踏みましょう。

 

Step 1. 「やりたいこと」の基準とは何か考える

Step 2.   過去の自分の体験/考えを振り返る

Step 3.    自分にあった業界を選定する

 

現在やりたいことが決まっていない人も、いる人も、実際の私の経験も交えて解説するので是非やりたいことを見つける参考にしてくださいね。

2-1.「やりたいこと」の基準を何か考える

漠然と「やりたいこと」と言われてもイメージがつかないと思います。

なので、まずは「やりたいこと」とは何か自分なりの基準を考えましょう。

私がお勧めするのは以下の3つです。実際に私も使っていた基準です。

 

1.やっていて幸せを感じること

2.やっていても苦を感じないこと

3.過去に成果を出せたこと

順番に解説していきます。

 

 

1.やっていて幸せを感じること

あなたがやっていて何か幸せを感じることから仕事の方向性を考えてみてください。

例えば以下のような感じです。

 

・好きなアニメやドラマのレビューをして人と議論するのが幸せ

 ->情報をまとめる仕事、アニメやドラマの編集などの仕事

・たわいもないことを話して人と笑っているのが幸せ

   ->コミュニケーションで人を笑顔にするサービス系の仕事

・人が幸せになっているのをみるのが幸せ

 ->結婚、出産など、ライフイベントを手伝い人の幸せを作る仕事

あくまでこれは一例ですが、このように考えるとわかりやすいと思います。

 

実際に私の知り合いにも、人を笑顔にするのが好きで高卒でブライダルホテルに就職した友達や、とにかく本を読むのが好きで編集者に就職した友達がいます。

あなた自身が幸せを感じていることで、他の人も笑顔にできないか?という視点で考えるとやりたい仕事を見つける手掛かりの一つになります。

 

 

2やっていても苦を感じないこと

「やりたいこと=やっていても苦を感じないこと」だと考えてみてください。

もっというと、やっている人は少ないが、自分にとっては苦ではないものを見つけられるといいでしょう。

なぜなら、一言で言うとそれがあなたの付加価値になるからです。

付加価値=あなたにしかできない強み、あなたにしか生み出せないもののこと

他の人と違う自分なりの強みから考えるとやりたい方向性が見えてきます。

例えば、オリエンタルラジオのあっちゃんは昔から勉強好きで、人に教えるのが苦ではなかったといいます。

「アメトーク」や「しくじり先生」などで、喋りのあっちゃんをみたことのある人もいるのではないでしょうか?

そんなトーク力を強みとしたあっちゃんこと中田敦彦さんは芸能人のYoutuberの先陣を切り、中田敦彦のYoutube大学というチャンネルを運営しています。

開始当初はYoutubeをやっている芸能人は少なく、強みを活かして猛スピードでチャンネル登録者数を増やしていきました。

このように、自分の苦でないことを考えると「やりたいこと」の輪郭が見えてきて、何の仕事をするか考える手掛かりの一つになります。

 

 

3.やっていて成果を出せること

あなたがやっていて何かしらの成果を出せたことから「やりたいこと」を探してみましょう。

なぜなら、成果を出せた=あなたが情熱を注げるものである可能性が高いからです。

何にでもそうなのですが、いやなことを嫌々やっていても自分が満足する成果は出ません。

自分が情熱や目的を持って取り組んでこそ、成果は上がるものです。

この時に注意して欲しいのが「成果の大小に関係はないということです。

 

・アルバイトでお客様や店長に褒められた

・毎朝5人の人に挨拶した

・友達とサークルのPVを作った

 

些細なことでも構いません。それよりも大事なのは成果に至るまでの過程です。

ちなみにこれは、面接で「学生時代がんばったことは」と聞かれた際も重要です。

実際に私が集団面接を経験した際には、アルバイトの一部の業務で成果を出した経験や、自分の好きな本の情報をまとめて地域イベントで紹介した、など自分なりに成果を出せた経験を語る人が多くいました。

このように成果ベースで自分のやりたいことを考えてみるのも有効は手段と言えるでしょう。

 

 

ここまで3つの基準を解説してきました。

人によって考えやすいもの、考えにくいものあるとは思いますので自分にあった基準でやりたいことの方向性を漠然とでいいので掴んでみてください。

※一つだけでなく複数考えておくと今後のステップで役立ちます。

2-2.過去や未来の自分の体験/考えを振り返る

「やりたいこと」の基準が固まったらそれをもとに過去や未来の自分の体験/や考えを振り返ってみましょう。

いわゆる自己分析です。

自己分析の目的がわからずに悩んでいる人も多いと思いますが、自己分析の目的の一つは「自分のやりたいこと」の基準とあなたの特性や考え方を照らし合わせることと言えます。

今を生きていると過去や未来について真剣に考える機会はなかなかありません。

就活をいい機会だと捉えて、自分の人生を大きく捉えてみてください。

具体的には以下の方法を取るといいでしょう。

 

自己分析ツールを使う

自己分析ツールを使えば、大まかに自分の性格や好み、考え方の特性がわかります。

簡単な質問に直感的に答えるものが多いので、負担が小さいのが特徴です。

私がお勧めするのは以下の3つの自己分析です。

 

★★★ ストレングスファインダー

1998年にドナルド・O/クリフトン氏らによって開発された方法です。

約180問にこたえて34の資質の中から自らの強みとなる要素5つを洗い出します。

私自身もこの分析ツールでやりたいことを再認識しました。

普通の性格診断だと何となく腑に落ちないまま終わってしまうことが多いのですが、この診断では診断から判断できる「要素」の中から自分のスキルや経験に特に関わっているものを参照することができるので、やりたいことを見つけるだけでなく、自身の強みや弱みまで判別できます。

ライセンスの取得費用に2000円弱必要ですが、自己分析にはぴったりと言えるでしょう。

 

★★ Future Finder 自己分析

就職支援サイト「Future Finder」が提供する自己分析です。

約100問の問題に答えて、自身の性格特性を正負両面から読み取ります。

例) 「ストレス適応」の得点が高い場合

正方向「外部からの刺激に強い」=負方向「感受性が鈍く、事の重大さを認識できない」

加えて、この自己分析を踏まえてどの企業がどの程度合うのか目安を提示し、マッチング度が高い企業を優先的に紹介してくれます。

自ら探しに行かなくても自然と自分に合いそうな会社がピックアップされその中から企業を選べるので効率的に就活を進めることができます。

なお、FutureFinderは無料の会員登録が必要なのでそこは注意してください。

 

★自己分析ツール「適職診断MATCH」

就活支援サイト「マイナビ」が提供する自己分析です。

2つの診断からシゴトに関する個人の行動傾向を測定し、お勧めの職業や業界などを紹介してくれます。

世界で毎年1000万人がこのテストを受験していると言われており、内容も年々アップデートしているそうです。おすすめの職種までパパッと決めて欲しい人にはオススメです。

こちらも無料の会員登録が必要なのでそこは注意してください。

 

ライフチャートから考える

ライフチャートとは生まれてから現在までの人生の起伏を可視化したものです。

x軸には年齢(時間)を、y軸には充実度をとって、x軸より上の部分を+、下の部分をーとしてください。

手書きでも大丈夫ですが、めんどくさい方はこちらの「LIFE LOG」というWebサービスからどうぞ。Twitterでログインすれば無料でお手軽にライフチャートが作成できます。

手書きで作成する手順は以下のとおりです。

①各年齢における人生の充実度を考え、点で記す

②人生の重要な分岐点について出来事や気持ちを記入する

③点を緩やかな線で結ぶ

④+と-の転換点を丸で囲む

ライフチャートを書くと、あなたの人生のモチベーションが何かやどのように乗り越えたことが

目に見えてわかるようになります。

 

例えば、これは実際に私が作ったライフチャートです。

私は昔から新しい環境に入り、何かを始めると失敗しがちでした。しかし、諦めずに何度も立ち向かううちにメンタルが鍛えられたり、多様な価値観が受け入れられるようになり自分の思い通りの環境を作ることができました。

そこから、「自分なりの価値観を持って新しいことを始めようとしている人をサポートして一緒に作り上げたい」と感じるようになりました。

 

これは簡単なものですが、もっと細かく事象を見ていくとさらに「やりたいこと」の方向性がはっきりしてきます。

それぞれの転換点であなたが何を思ったか、どんな出来事があって、周りの状況はどうだったのか。には特に注目しましょう。

 

時代別に同じ質問をする

3つ目の方法は時代別に同じ質問をするということです。

①幼少期 ②小学生 ③中学生 ④高校生 ⑤大学生 ⑥社会人

このように人生をいくつかのフェーズに分けて自問自答することで、それぞれに対して過去の経験を振り返ってみてください。例えば、以下の質問について考えてみましょう。

◇質問例

・一番好きな/嫌いなものは何でしたか?

・一番尊敬する人/嫌いな人は誰でしたか?

・一番嬉しかった/悲しかったのはいつですか?

・一番の成功体験/失敗体験はいつですか?

注意する点は「ただ答えるだけではなく「なぜ?」と深掘ることです。

 

先ほどの例で考えると以下のような感じです。

大学生の頃、一番好きなものは何でしたか?

      ↓

自分はミュージカルを見るのが好きだった

      ↓ なぜ?

物語ごとの独特な世界観と挿入歌の魅力に惹かれたか

      ↓ なぜ?

歌や物語だと現実では言えないことも素直に表現できるか

      ↓ なぜ?

「言葉」の持つちからに背中を押されるから

→自分は「言葉」に強いこだわりを持っているのかもしれない

と考えることができます。なお、深掘りの回数に特に決まりはありません。

このように深く考えることで、自分でも気づいていなかった価値観や考えにたどり着きやすくなります。

さらに、年を経るごとに考え方はもちろん、周囲の環境や好みも変わってきます。

時代別に質問するのはこのためです。成長する中で起こった価値観の変化とその原因を探ることで、あなたが無意識に大切にしているものを探ってみましょう。

理想の暮らしを想像する

 

4つ目は、未来の自分の理想の暮らしを想像する方法です。

先ほど、やりたいことを見つけるのは就活の「手段」だと述べましたが、もっと深く考えると、就職は未来を生きるための「手段」ということができます。

なので、まずは「理想の暮らし」という大きい枠で考え、そこから就活ややりたいことを逆算して考えていけばはっきりとはいかなくても自分の就活の方向性は見えてきます。

ちなみに、私の理想の暮らしは「自分の気が合う人と、好きな時に仕事をして、好きな時に遊びに行く」ことでした。なので就職するのであれば、社風が自由で、独立した後も役立つスキルを学べる仕事がいい、と考えていました。

もちろん、人によっては「田舎でのんびり暮らす」という人もいるでしょうし、「バリバリ稼いでお金持ちになりたい」という人もいるでしょう。自分なりの理想の暮らしを想像し、そのためにはどういう会社に就職するのがいいか?、を考えてみてください。

 

やりたくないことを考える

そうは言ってもなかなか理想の暮らしや過去の自分を振り返るのが難しい・・・という人もいるでしょう。

そんな人は5つ目のやりたくないことを考える方法に取り組んでみてください。

なぜなら、やりたくないことを探すのはやりたいことを探すよりも圧倒的に簡単だからです。人は+よりもーに反応しやすくできていますので、やりたくないことを考えるのはそれほど難しくないはずです。

 

・毎日スーツを着て通勤したくない-> 私服OKorリモートの会社を選ぶ

・将来の選択肢を絞りたくない-> 多くの職種をローテーションできる会社を選ぶ

・将来的に起業したい->経営や事業の全体像を把握しやすい会社を選ぶ

 

思いつかない人は、方向性として「仕事の環境」を考えてみてください。

自分が本当にやりたいことを探す上でも環境は非常に大事です。

例えば、いくら給料が良くても残業が月に何十時間もあったり、土日も片方出勤だったらどうでしょうか?あるいは、副業をして将来独立をしたい人が、うっかり副業禁止の会社に入ってしまったら理想の暮らしの実現から大きく遠ざかってしまいます。

 

・やりたくないことをやってストレスを溜めすぎる

・理想の暮らしへ近づいている実感がない

・過去の自分の選択を後悔する・・・

 

このような事態が起こらないようにするためにも、自分のやりたくないことを考えて、徹底的に排除することは有効です。上記のように表現を裏返せばそのまま企業探しの軸にもなりますので、ぜひ役立ててください。

2-3.自分にあった会社を選定する

ここまで、過去や未来の自分の体験/考えを振り返ってきました。

方向性が見えた後は会社の特徴を抑えて選定していきましょう。

ポイントは2つあります。

①業界を2~3つくらいに絞って考える

②会社のHPなどから得られた情報と口コミを照らし合わせる

業界を絞った方がいい理由は、単純に指針がはっきりしているので、面接のときに話しやすくなるし面接官に好印象を持ってもらえる確率が高いからです。

Aさん: いろんな業界を見て探っています。

Bさん: こういう理由で、〇〇、△△、□□の業界を中心に見ています。

この2人でしたらBさんの方が「しっかり考えているんだな」という印象を与えられます。

確かに様々な業界を見ることは悪いことではないのですが、最終的には2~3つくらいに絞って考えた方がより芯の通った主張になるのです。

また、企業研究をする際は必ずHPなどによる私的情報と、口コミやインタビュー記事などの公的情報の2つをチェックして照合しましょう。文面だけでなく、「実際働いている人はどうなのか?」「働いている人はどう感じているのか?」を理解した上で選ぶことで、入社したあとのミスマッチを防ぎやすくなります。

3.やりたいことがない人が就活で気をつけるべきこと

やりたいことがないまま就活をする場合にはいくつか注意点があります。

①自分自身を責めないようにすること

②情報収集なしで就活を進めないこと

③自分を無理やり説得して企業を決めないこと

いくらやりたいことがなくても内定がもらえると言っても、この点を抑えておかないと就活自体うまくいか無くなってしまいます。最低限これらのことだけは気をつけるようにしてください。

3-1.自分自身を責めないようにすること

就活では自分自身を責めないようにしましょう。一度考え込んで、負のループに入り込んでしまうと、鬱々とした気分から抜け出せなくなってしまうからです。就活ではポジティブなことよりもネガティブなことの方が何倍も起こりやすいので、精神的に不安定になりがちなのは事実です。

特にやりたいことのない人は、自分に劣等感を感じてしまいやすいです。

 

・お祈りメールが怖い・・・

・面接でうまく話せなかった・・・

・自分はどの企業からも必要とされていないのかな?

 

私も精神的に病んでいた時はこんなことばかり考えていました。

しかし覚えておいて欲しいのは「あなたを心から信じられるのはあなただけ」ということです。

「自分はダメだ」と思いそうになった時ほどこの言葉を思い出してみてください。

あなたの価値観に合う会社は必ず存在します。

3-2.情報収集なしで就活を進めないこと

 

やりたいことがないからといって情報収集しないでがむしゃらに就活を進めていくのもNGです。

なぜなら、「とりあえず」という気持ちでエントリーして面接を受けたとしても、質問を深掘りされた時に何も答えられず嫌な思いをするだけだからです。

これは企業の目線から見れば当たり前のことで、準備をしていない=そこまで入社の意思はないということなので必然的に面接で落とすという結論に達しますよね。

企業も面接の時間を無駄にするわけなので、学生と企業の両者にとってLose-Lose です。

「やりたいこと」とは違い企業の情報や業界の情報などは自分の努力で収集できるものです。この基本部分をしっかり抑えて、効率よく就活を進めましょう。

3-3.自分を無理やり説得して企業を決めないこと

やりたいことがないとついつい、「内定を得ること」を目的にしてしまいがちです。

内定が欲しいからと言って、自分を無理やり説得して企業を決めないようにしましょう。

例えば、経済学部へ通っているという理由で「自分はお金を扱う仕事が向いているはずだ」と決めつけ、金融業界へ絞ってしまうと入社後「結局思っていたものと違った」とギャップに悩み、結局退職してしまうことになります。

実際、2018年のアデコ株式会社の調査によると、新卒後の入社3年後までの離職率はおよそ3割と言われています。その中で退職理由としてもっとも多く挙げられた理由は、

自身の希望と業務内容のミスマッチ(37.9%)でした。

新卒学生が40万人と考えると約4. 5万人の学生が入社後のギャップで退職していることになります。

先述したように、就活は人生のゴールではありませんのでしっかり考えた上で企業を決めるようにしましょう。

たったそれだけで、望まない退職のリスクをかなり下げることができます。

4.「やりたいこと」を就活で聞く目的は?人事目線で考える

ここまででやりたいことがないまま就活を迎えた際の解決方法を解説してきました。

では、実際の面接で「やりたいことはなんですか?」と聞かれた際にはどのようなことに気をつけて回答すれば良いのでしょうか?

これは人事の立場から考えてみるのが一番です。

確かに、人事担当者によって「なぜ聞いているのか」は大きく変わってくるとは思いますが、最も多い意見としては以下の3つが挙げられます。

 

目的①入社後の仕事に適応できるか確かめるため

目的②仕事に向き合う姿勢を知り、本気度を図るため

目的③自分の中の軸を漠然とでも持っているか判断するため

 

人事の目線で考えると、志望動機や自己分析への取り組み方を見直すきっかけにもなります。自己満足ではなく他人の心にアプローチできれば内定への道はぐっと近づくはずです。

しっかりと押さえておきましょう。

4-1入社後の仕事に適応できるか確かめるため

1つ目の目的は、入社後の仕事に適応できるか確かめるためです。もっと詳しくいうと、モチベーションの源泉がはっきりしているかを確かめるためです。

なぜなら、企業によっては事業が複数あったり、多くの部署があり必ずしも望みの場所に配属されるとは限らないからです。また、企業の方針が変わり短期的に事業内容が変更になる可能性も考えられます。特にスタートアップやベンチャー企業であれば尚更です。

やりたいことがあればそんな状況でも奮起して夢のために頑張れるのですが、やりたいことがないと、自分の望む環境でなかった時に長期的にモチベーションを保てなくなり、離職に繋がることが少なくありません。

さらに言えば、先ほどの通りで日本に離職率は海外でもトップクラスですので、離職率が高い企業=悪いブランドイメージもつきかねません。グループ企業などは自社だけではなく、親会社にも迷惑がかかるので、なるべく自社の環境でも仕事をしてくれる学生を求める、ということになります。

以上の理由から、モチベーションを高めるような「やりたいこと」が学生自身にあるかを聞いているのです。

4-2仕事に向き合う姿勢を知り、本気度を図るため

2つ目の目的は、仕事に向き合う姿勢を知り、本気度を図るためです。ここには単純に企業で働くことについてどれくらい真剣に考えたかを知りたいという意図が隠されています。真剣度を測ってどのくらい自社に入りたいと感じているのかの熱意を見極めようとする意図もあるでしょう。

人事担当者も当然学生時代はありましたし、多くの学生とも触れているわけですから、学生のうちから完璧にやりたいことが明確な人は少ないというのは十分わかっているはずです。なので必ずしも内容の良し悪しで評価しているのではありません。

 

・いかに自分のやりたいことに真剣に向き合い考え抜いてきたか。

・自分の将来についてどう感じているか

・自分なりに企業にどう貢献できるかを言語化できているか

 

など「どのくらいの準備をしてきたのか」という観点でみられているのかが多いのです。それがそのまま「どうしてもこの会社に入りたい」という熱意を示すことにもつながります。

いくら論理を積み立てたとしても、最終的に大事になってくるのはあなたの熱意や覚悟がどのくらい面接官に伝わって感情を動かせるかです。

この熱意と覚悟を見極めるために面接では「やりたいこと」が聞かれているのです。

4-3自分の中の軸を漠然とでも持っているか判断するため

3つ目の目的は自分の中の軸を漠然とでも持っているか判断するためです。なぜなら、個人と会社の進む方向性が一致する人材を企業は求めているからです。いくらやりたいことが明確でも会社の進む方向性と一致していなかったら入社後の仕事に熱意を持って取り組めない可能性が非常に高くなります。

会社は個人の望みを満たすためではなく、あくまで会社の目的を果たすために採用しているので、当然会社が進む方向性と個人のやりたいことの方向性がマッチする人を採用したいはずです。

例として、旅行をイメージしてみてください。

日本から出発するとして、ヨーロッパに行くのとアメリカに行くのとでは全く方向性が違いますよね?企業が、「ヨーロッパに行きたい!」と言っているのに個人が「アメリカに行きたい!」と主張しているのであれば、当然一緒に働くメリットはなくなるわけです。

このようなミスマッチを防ぐために企業はこの質問をしています。

だからこそ、やりたいことは明確でないにしても方向性を決めておく(どの方角にいきたいかを決めておく)ことは企業とのミスマッチを防ぐために有効な手段でもあるのです。

5.やりたいことが見つからない人のための就活以外の選択肢

5-1.アルバイト生活

やりたいことが見つからない人は就職せずにフリーターとしてアルバイト生活を送るのも選択肢の一つです。大学を卒業せずに休学という形を取る人もいます。

安直に就職をしてすぐ辞めるよりは一度考える時間をおいた方がより考えがまとまったり、新しくやりたいことが見つかることもあるので、「新卒」という切符に拘らない人は一度自分探しをしてみてもいいかもしれません。

ただし、注意しないといけない点が2つあります。

 

①アルバイト生活にのめり込んでしまって本来の目的を忘れ、バイト生活を長引かせる

②「既卒」を甘く考え、就職は何とかなるだろうと楽観視する。

 

就職活動において「新卒」の持つ効果は思ったより大きいです。既卒で就職をする際には卒業後に何をしていたかは100%聞かれるので、この選択をする人は、アルバイトの傍で将来の自分にしっかり向き合い、何らかの活動をしていく必要があります。

私が高校生時代にカラオケでアルバイトをしていた際には、バイトをしながら画家を目指している20代の方や、スマホのキャリアプランを独自に展開するビジネスをしている人など様々な人に出会いました。(当時の僕には知らない世界すぎて戸惑いまくりでした。)

アルバイト生活を送る上では「期限」を設けることがポイントです。

就活から逃げるためではなく、あくまでやりたいことを見つけるための手段だということを忘れないでください。

5-2.フリーランス

やりたいことがない人は「新卒フリーランス」として会社に雇われない生き方を始めるのも選択肢の一つです。現代は個人で生きるための情報がインターネット上にたくさん転がっているので、本人次第でいくらでも生計を立てることができるからです。

新卒フリーランスという働き方はアメリカやヨーロッパでは主流の働き方とされており、日本でも徐々に数が増えてきています。特にコロナウイルスなどで働き方の見直しが重視されたこれからの社会ではよりこの働き方を選ぶ人が多くなってくると予想されています。

実際、私の周りにも、新卒でフリーランスのWebデザイナーとして独立している方や、Webエンジニアとして活動している人がたくさんおり、自らの好きなことで生計を立てています。

このように、自由な生き方として注目をされているフリーランスという働き方ですが、当然メリットだけではなくデメリットも存在します。少なくとも、最初から楽して稼げる職業ではないのでしっかりと考えた上でこの選択肢を選ぶようにするのをオススメします。

詳しくは「雇われたくない人必見!雇われない生き方を叶える5つのポイント」という記事で解説しているので、参考にしてください。

5-3.起業

就活でやりたいことが見つからない人の中には、組織に属するのではなく、自分で組織を作り上げたい、という思いがある人も少なくないのではないでしょうか?

そのような方は起業に挑戦するのも選択肢の一つです。

起業するのに年齢の差は一切関係ありません。必要なのは自らの熱い思いとほんの少しの勇気です。確かに起業は必ず成功するかはわからないという不安はありますが、貴重な経験となることは間違いありません。

孫正義やホリエモンなど、著名人でも学生のうちから起業している人はたくさんいますし、現在では起業という選択は決して珍しいものではありません。

成し遂げたいことがある人はぜひ試してみてください。
とは言え、起業への不安はどうしても無くなりませんよね。

どうしても不安な方は、起業コンサルサービスを利用したり、コストの小さい「ひとり起業」をするという手もあります。

こちらの起業初心者でも迷わない今すぐ始められるひとり起業の成功パターンとは」という記事ではひとり起業についても詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!

6.まとめ

いかがだったでしょうか?

本記事のポイントをもう一度振り返ってみましょう。

・やりたいことを無理に見つける必要はない

・自分に向き合ってやりたいことの方向性を模索していくのが大切

・人事の目線でも考え、就活の戦略を練る

・就活以外の選択肢もあることを心に留めておく

今、やりたいことがないからと言って就活を諦める必要は全くありませんし、就活以外の道を取ることを恐れる必要はありません。

自分が満足できる働き方ができるように、自分の人生にしっかり向き合っていきましょう!

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