「将来このままで本当に大丈夫なのかな…?」
「自分は社会に出て生活していけるだろうか」
「就職は?お金は?全然わからない…考えたくない…」
楽しい毎日の中でもふと不安になる瞬間、ありませんか?
「頭の片隅にずっと漠然とした不安がある」
でも、
「なんとかしないといけないのは分かるけど、どうしたらいいのか分からない」
「めんどくさくて考えたくない」
と、気づかないふりをして後回しにしてしまっている人も多いでしょう。
しかし、その不安は絶対にそのままにしていたらダメです!
折角の楽しい学生生活を、不安を抱えながら過ごすのは
心の底から楽しい!とは思えないし、非常にもったいないです。
この不安という感情は
時間が経てば解決するどころか、どんどんどんどん膨らんでいきます。
いつかは必ず向き合わなければいけない問題。
なら早い方が絶対にいいです。
ここでの記事は、実際に学生時代に同じように将来に不安を感じていた筆者が
何を不安に感じていたのか、
その不安を解決するために何を行うべきかを徹底的に解説します。
目次
1.大学生が不安になる原因はこの2つ!
1-1 自分に自信が無い
不安の1番の原因は、自分自身に自信が無いことです。
・勉強ができる訳でもないし資格がある訳でもない
・やりたいことや夢があって、それを叶えるためにひたむきに努力してるわけでもない
・人よりもコミュニケーション能力があるかと言われればそうでもない
・これと言って取り柄がある訳でもない
・自分の代わりはいくらでもいると思ってしまう
この様に、自分自身に【自信が無い】と思っている人は多いです。
大学という大きな組織の中にいると、
かっこいい人、可愛い人、頭のいい人、やりたいことや夢に向かってひたむきに努力している人、
いつも人に囲まれている人気者、などいわゆる「キラキラ属性」の人たちが沢山います。
そんな人を見ていると、
「自分には何も無い…」
「自分は全然キラキラできてない…」
「こんな自分が社会に出てやっていけるのか…」
いつの間にかこんな不安や劣等感が勝手に自分の中に芽生えてきてしまいます。
1-2 お金の不安
次にあげられる不安の原因は「お金」に対する不安です。
マイナビが2020年1月9日、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」を発表した中で
大学生が将来もっとも不安に思うものでは、「お金」がランクインするほど
「お金」に関しては大学生みんなが不安に思っている項目です。
・暮らしていくのに十分なお給料を稼げるのだろうか
・何年くらい働かないといけないのだろう
・年金はもらえるのか
・多額の奨学金を借りているから返していけるか心配
終身雇用制度が無くなったとか、老後は2000万円は最低でも貯めておいたほうがいいとか、
日々政治経済のニュースで小耳に挟んだりする事も多いお金の話。
そんなに詳しくないけど、みんなが大変大変って騒いでるからなんとなく大変なことなんだと思っている。
と漠然とした不安を感じている学生も多いです。
1-3自分が社会に必要とされる人になることが大切
ではその不安を解決するためには「自分が社会に必要とされる人間になる」
つまり、「市場価値が高い人間になる」事以外ありません。
社会に必要とされる人間になれば、自分の代わりはいくらでもいるんだろうなという
自分に対する自信の無さや劣等感を持つことは無くなりますし、
社会に必要とされる=仕事がたくさんあるということなので、将来お金に困る事もなくなるからです。
*市場価値が高い :人材の「需要」と「供給」のバランスで決まります。「需要が高い」とは、ある特定の経験・スキルを持つ人材を募集する企業が多いということ。それに対して、その経験・スキルを持つ求職者が少ない場合は、需要に対して供給が追い付いていない状態となり、その経験・スキルを持つ人は「転職市場価値が高い」ということになります。リクルートより
お金、仕事、人間関係、恋人、家族など
誰しも少なからず不安は抱えて生きています。
しかしその不安と向き合って解決に向けて行動しなければ解決はしません。
自分に自信を付け、不安を解消するためにも、市場価値の高い人になりましょう。
2.社会に必要とされる市場価値の高い人材のポイント6つ
社会に必要とされる市場価値の高い人材とは一体どういう人材なのか
わかりやすく6つのポイントに分けてご説明します。
そのポイントは以下の6つになります
今の自分に当てはまっているか、ぜひ自分に当てはめて考えてみてくださいね。
2-1 ビジネス経験のある人材
市場価値が高い人材のポイントの一つ目はビジネス経験のある人です。
自分で事業を立ち上げるまでいかなくとも、アルバイト、派遣など、社会に出て実際に働いたことのある人材というのは非常に重宝されます。
なぜなら、もうすでに経験をしているからある程度のことは想定でき、問題が起こった時も対処方法がわかっていたりするからです。
なので慌てることなく自分に自信を持って働けるので、会社側も安心して仕事を任せられます。
もしあなたが会社の社長だったとして、社員を募集するとき
経験のある人と、全く経験のない未経験の人がいたら、
「ビジネスとはこうで、会社とはこうで…この用語はこういう意味で…」
と心構えや考え方など常識的なところから一から教えなくても
即戦力としてバリバリ活動してくれる人が欲しいのは明確ですよね。
それはどの会社でも同じで、既にお金を生み出す感覚を知っているビジネス経験がある人をどこも欲しています。
2-2 主体性のある人
二つ目は主体性のある人です。
ただ時間内に与えられた業務だけをやっていてもお給料はもらえますが
社会はそんな人は欲していません。
割り当てられている自分の仕事をこなす為に、どうすれば効率が上がるか、もっとお客様に満足してもらうにはどうすればいいか、
もっといいアイデアはないか、と常に考えて試行錯誤しながら動ける人を社会は欲しています。
でもそこまで業務にはいいていないし…
お給料以上分働くのはなんか損している気分。
こんな考え方でダラダラと70%くらいの労力で働いている人も多いですが、
そういう人は大概仕事にやりがいを感じることなく、不満が多いです。
正直、こういう人材は誰でも一緒でいくらでも変えがきく人材です。
会社のために、お客様のためにもっとこうしよう!と自主的に動ける人は
上司から大きな仕事を任されたり、昇級したりなど目に見えて変化も出るので、
もっともっとと更に向上心を持って取り組んでいくため社会でもかなり大事にされる人材になります。
2-3 コミュニケーション能力の高い人材
3つ目はコミュニケーション能力の高い人材です。
これは言わずもがな大事な能力の一つであるのは認識されていると思います。
特に営業職やサービス業では欠かせない能力の一つで、
「人」を相手にしていく仕事であれば、すぐに人と打ち解けられる、誰とでも仲良くなれる人の方が100%必要とされるからです。
最近は挨拶もろくにできない、敬語を使えない人もいるくらいなので
お客様相手だけでなく、社内の同期や上司ともうまくコミュニケーションが取れる人材であるかどうかも、
チェック項目の一つになっています。
2-4 素直に人の意見を取り入れられる人材
4つ目はざっくりいうと素直な人です。
「これをこうやってね」「もっとこうしてね」と言われたことに対して
それをその通り実行することは当たり前ですが必要なことだからです。
(それプラスアルファの仕事をすることも必要ですが最低限言われたことに対して)
これが意外と難しくて、案外人の意見やアドバイスを素直に聞き入れられる人は少ないんです。
「自分は言われたことはちゃんと聞いてるしできてる」と思う人でも、「素直に」できているかと言われればそうでない人が大半です。
上司にアドバイスや意見をもらっても、
「余計なお世話だ。」
「やっても意味ないだろうからからそれはやらないでもいいや。」
と自分の中で勝手に選別していることが多いと思います。
一見意味のないようなことでも、とりあえずやってみよう!と素直に意見を取り入れることができる人は、
仕事の吸収率や成長がものすごく早く、上司や他の人からも気に入られます。
人の意見を聞かないひねくれている人よりも、
素直に信じて行動してくれる人の方が、当たり前ですが必要とされます。
2-5 語学力のある人材
5つ目は語学力のある人材です。
ビジネスの中では海外の顧客対応などもありますから外国語、特に英語は流暢に使えて当然というレベルでないと、使い物にならない状態になってきているのが実情だからです。
また、ただ単純に語学に長けている人は、今のグローバル社会で、将来のチャンスや考える視野を広げることもできます。
外国の顧客の対応、海外向けの商品、海外展開など今や切手も切り離せない
海外ビジネスにおいて、
英語が話せるというだけで、できる仕事の幅も圧倒的に広がりますし、
語学に長けている人が一人いるだけで、その会社の仕事の幅自体も広げることができます。
その為、海外留学経験がある人も必要とされるポイントの一つです。
2-6 高い専門性や複数のスキルを持つスペシャリスト人材
最後は専門的なスキルを持った人材です。
先ほど説明した語学力もこの一つですが、
プログラミングやWeb知識、資格など、専門的なスキルを持っている人は
いわゆる代わりがきかない為、とても重宝します。
分かりやすく聞いえば人間国宝やアスリートもそうです。
専門的な分野を極めた人がする仕事はその人にしかできない仕事になるので
社会にとっても唯一無二の存在です。
また、そういった一つのことを極めた人はその事に誇りや自身、そして絶対的なプロ意識を持っているので
中途半端な仕事はしない点も市場価値が高いポイントの一つです。
私自身も、webデザインやプログラミングなど専門性の高い分野を学ぶことで
「私にしかできない仕事」を少しずつ獲得していきました。
それと同時に“私にしかできない”という事実が自分自身の“自信”にも繋がりました。
3.大学生が自分の市場価値を上げるためにビジネス経験を積むことが重要
自分の市場価値を上げるために、私が最もオススメしたいのがビジネス経験を積むことです。
1番初めにお話しさせていただきましたが、市場価値を上げるためにはビジネス経験があることはかなり強みになります。
実際に社会に身を置くことにより、主体性、問題への対処方法、思考力、コミュニケーション能力など、必要な能力が全て取得することができるからです。
実際に私も高校3回生の時にアルバイトを始め、大学2回生の時にwebデザイナーの仕事を始めました。
本を読んだり資格の勉強などもちょこちょこやってはいましたが、それよりも
百聞は一見に如かずの言葉通り、実際に社会に出てお客様相手にビジネスをする方が経験値の上がり方が圧倒的に早かったです。
また、早い年齢から始めることで、
・失敗してもなんとかなるし失敗してもいくらでもやり直せる
(これがすごく大事なんです!)
・何も知らない状態なので、大人特有の「今更聞きにくい…」という項目がほとんどないため恥ずかしげもなくなんでも聞ける。
・お金も時間も比較的自由に使える
など、メリットがたくさんです。
何より失敗を恐れずに挑戦できることが私は一番の強みになるのではないかと思います。
海外留学でも上記の能力は取得することはできますが、多額のお金と数年以上の年月がかかってしまうので
誰でも手軽に始めやすい点を考慮すると、実際にビジネス経験を積みまくることが最もオススメです。
では実際ビジネス経験を積む為にどのような選択肢があるかをご説明します。
3-1 アルバイト
年齢を問わずに、最も始めやすいビジネス経験を積む方法はアルバイトをすることです。
工場、飲食店、コールセンター、野球場売り子、BAR、内職など数々のアルバイト経験をしてきた私が1番オススメするのは飲食店です。
それもお客さんが結構くる回転率の高いお店がオススメです。
なぜならコミュニケーション能力、主体性、対応力、問題解決能力など、社会が必要とする能力の多くを取得することができるからです。
お客様の対応、来店を先読みして早めの配膳や食事の用意、クレーム対応、ほかのスタッフとの連携など実際に自分で考えて行動することが必要になってくるケースが非常に多く、
その業務の中で培われる能力は非常に高いです。
その能力は社会で十分通用するものになりますし、同時に働いた分だけ給与がもらえるので、
ビジネスをしている!という感覚が持ちやすいのも利点の一つです。
3-2 インターン
主に3回生にオススメしたいのがインターンに参加することです。
インターンもアルバイト同様に実際に社会を見れるのがいいポイントです。
大企業やベンチャー企業などインターン先も様々ですが、
自分の市場価値を高めたいのなら、ベンチャー企業に行くことをオススメします。
なぜなら、ベンチャー企業は、実際に社員がやるよな業務内容を
インターン生にも任せてもらえるケースが多いので、スキルアップが図れるからです。
また、3回生の時点でインターンに参加する人は少ないので、
就活を考えている際にはほかの就活生と差別化ができるので就活にも有利になります。
3-3 起業する
最後は実際に自分で起業するという方法です。
3つの中で難易度は上がりますが、最も能力がつきやすい方法になります。
自分で起業するということはもちろん自分主体で動かないといけないので
当然たくさんのスキルが求められますが、その分得られるスキルも他とは比になりません。
・時間とお金が自由に使える学生時代だからこそチャレンジしやすい
・学生のうちに起業経験を得られる
・学生起業家として有名になりやすい
・次の挑戦をするときにチャンスを得やすい
・他の学生と比べて頭三つ抜けた人材価値になる
など、学生起業にはメリットがたくさんあります。
起業には実は興味はあるけど一人でできる自信がないな…
そう感じている人がほとんどだと思います。
そんな人には弊社 MIRAIDのコンサルティングがオススメです。
起業に関してはもちろん、ビジネスで重要な考え方や仕組みまで
コンサルタントが一から丁寧に教えてくれるので、一人で迷子になることはありません。
また、一緒に起業を志すビジネス仲間と一緒に学んでいけるので、
その中で息の合う、一生の同志が見つかるかもしれません。
起業の詳しい方法についてはこちらの記事に記載しているので参考にしてみてください。
3-5 海外留学
実際に社会に出る事例から少し離れますが、
自分の市場価値を上げることの一つに留学があります。
先ほどお話ししたように語学力が上がるだけでなく、そのほかの能力も同時に身につけることができるからです。
「企業が留学経験者に対して、どんな能力を期待しているのか?」というアンケートを、
JAOS海外留学協議会が中小企業約1,000社を対象に行っています。
その結果が以下です 。
語学の習得だけでなく、主体性・積極性、コミュニケーション力、チャレンジ精神など別の要素がランクインしているのがわかります。
この要素はどれも先ほどお話しした<市場価値の高い人材のポイント>に当てはまります。
日本と遠く離れた見知らぬ土地に、家族や友人や知人さえもいない全く異なった環境に一人で飛 び込んだからには、
主体的かつ積極的に動かなければ生活そのものが成り立ちません。 文化や価値観がまったく異なる世界にあっては、
生活する上でわからないことが山ほどありま す。それらを解決するためには、人に聞くよりありません。
そのために言葉は必要ですが、 それよりも求められるのはコミュニケーション能力です。
海外留学はお金と時間がかなりかかってしまうので誰でもできるわけではないですが、
いやでもコミュニケーションをとることを必要とされる環境に身を置くことでコミュニケーション能力はもちろん、
主体性や積極性も身につけることができるのです。
3-6 資格の勉強をする
専門的なスキルを取得するために比較的手軽に取り組めるのは資格の勉強をすることです。
特殊な資格がないとできない仕事もありますし、資格があることによって
自分の仕事や選択の幅を広げることができるからです。
特に特に薬剤師やMR(医薬情報担当者)などの医療系求人、建築士のような建築系求人では、
資 格を持っていない人はその業務に就くことができない「業務独占資格」が多いため、
必然的に資格の保有が求められるのです。
また、就活の際に履歴書に書けるなどメリットもあります。
ビジネス書や自己啓発の本を読んで知識を増やすことも
自分の成長につながるのでオススメです。
5.【まとめ】ビジネス経験を積んで今の不安を吹き飛ばそう!
数年ある学生生活は振り返ってみると本当にあっという間です。
今ある漠然とした不安から目を背け続けたまま最後の学生生活を終え、
いざ社会人になってから
「俺、学生の時何してたんだろう…」
「あの時こうしておけばよかった、もっとこうしておけば今頃は…」
と後から後悔しても、当然ですがもう手遅れです。
「あの時目をそらさずに行動してよかった!」「実りのある大学生活だった!」
と自信を持って胸を張って言える自分になる為に今この瞬間から決断と行動を始めて
残りの大学生活を豊かに過ごしていきましょう!
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