起業家とは?正しい意味とよく似た言葉との違いをわかりやすく解説

「起業家ってどんな人なの?」

「何をしたら起業家になるの?」

「企業家や実業家とは何が違うの?」

最近はニュースやバラエティー番組などのテレビで起業家を目にすることが多く、主婦や学生なども起業するなど、起業家について話題になることが多くなりました。

この記事に辿り着いたあなたも「起業家ってどんな人だろう?」という疑問を持っているのではないでしょうか?

今回の記事では

・起業家についての解説

・企業家や実業家など、起業家以外の解説

などの他にも

・起業家に向いている人はどんな人か

なども解説しているので「自分は起業家になれるかな?」と思っている方も、この記事を参考にしていただければと思います。

1起業家とは?

起業家を一言で表すと「新たに事業を起こす人」の事をいい「0から1を生み出す人」とも言われています。

「0から1ってどういうこと?」と起業家に対して具体的なイメージを持てていない方もいるのではないでしょうか?

以下の図をご覧ください。

0の部分というのは「事業を起こして収入を得るためのシステムを作っている状態」

1の部分というのは「収入を得るシステムが完成し、収入を得ることができている状態」

を言います。

「収入を得るためのシステムって何?」と気になる方もいるかと思います。

以下の表をご覧ください。

これら3つの流れを考えて行動していくのが収入を得るためのシステムになります。

また、起業家と聞くと「会社を立ち上げ、社長になる」と思われがちですが、そういうわけではありません。

起業家は新たに事業を立ち上げる人の事をいうので、個人事業主であっても起業家になります。

そのため、ラーメン屋や歯科医院、ネットショップなどを開いても、それが収入を得るための新たな事業の立ち上げであった場合、起業家という扱いになります。

起業家になるための具体的な方法については以下の記事を参考にしてください。

以下の記事では、起業家になるためのステップや起業家に必要なスキル、今から始められる事前準備なども解説しています。

(起業家になるには?知らなければならない6つの事)

2起業家とその他似た言葉の違いとは?

起業家の他に、実業家・企業家・事業家・経営者など様々な言葉があります。

しかし、それぞれがどういう役割を持っているのかを知る人は少ないのではないでしょうか?

まず始めに以下の図をご覧ください。

図にもあるように、事業を立ち上げる分野や、その事業をどこまで大きくさせるかによって実業家・企業家・事業家・経営者など起業家とは別の扱いになります。

つまり、会社の始め方や成長ステージによって起業家から○○家になるという事です。

これを踏まえたうえで解説していきます。

2-1実業家

実業家は、起業家と同じ創業期に分類されます。

「新たに事業を立ち上げる人」という点に関しては起業家と同じです。

起業家との違いとして、実業家は「農業・工業・商業・水産などの生産や経済に関する事業」をする人を指します。

そのため生産や経済に関する事業を新たに始める人は「実業家」という扱いになります。

2-2企業家

企業家は成長期に分類されます。

起業家と同じ呼び方なので混乱する方もいると思いますが、起業家と企業家の違いを簡単に説明すると

会社を立ち上げずに事業を行う人を「起業家」

企業(会社)を立ち上げて事業を行う人を「企業家」

と呼びます。

1章でも説明しましたが、起業家は「事業」を行えば起業家になるため、会社を立ち上げなくても事業さえしていれば、起業家という扱いになります。

それに対して企業家は「会社」を立ち上げて事業を行います。

そのため最初は起業家として小さく事業を行っていたけど、事業を大きくするために会社を立ち上げ、企業家として事業を行う方もいます。

2-3事業家

事業家も成長期に分類されます。

事業家は、会社の規模を拡大するための計画を行い、実行する人になります。

イメージとしては事業の数を1から10にしていき、会社の規模を広げるといったものになります。

具体的な内容としてはM&Aがあります。

M&Aとは他の企業との合併や買収を意味します。

合併や買収を行うことで、その企業がやっていた事業を引き継ぐことができ、短期間で複数事業を持つことができます。

短期間で複数事業を持つことで、時間をかけることなく会社の規模を大きくすることができます。

2-4経営者

経営者は成熟期に分類されます。

経営者とは、文字通り会社や組織を経営していく人の事をいいます。

具体的には「複数の事業を運営する組織をどのように経営するか」というのが経営者になります。

成長期で自社事業を大きくしたり、他企業との合併や買収をしたりと1から10にしていった事業の規模感を単純に10倍に大きくしていくわけではなく、

10にした事業をどのように維持させ、会社を安定させることができるのかが経営者として重要なものになります。

3起業家に向いている人はどんな人?

3章では、起業家に向いている人はどんな人なのかを解説していきます。

3-1行動力がある人

起業家にとって「行動力」というのは必要不可欠なものになります。

なぜなら、商品やサービス・作成方法・販売方法など事業に関する全ての事を自分で考えていたとしても、行動に移せなければ意味がないからです

もし、商品やサービスを自分一人で作り上げるのが不可能であった場合、作ってくれる会社を探さなければなりませんし、会社を見つけたらどんな商品やサービスを作っていきたいかなどをその会社に伝えに行かなければなりません。

また、販売方法なども店舗が必要であればお店を出せる物件を探しに行き、内装や外装の工事が必要であれば、工事を依頼できる業者も探し、話さなければなりません。

このように、起業すると行動しなければいけないことばかりなので、行動力というのは起業家にとって必ず必要な物になります。

3-2諦めない気持ちを持っている人

起業すると、商品やサービスが売れなかったり、お客さんからクレームが来たりなど原因は様々ですが、必ず失敗することはあります。

しかし、成功する起業家というのは

「なぜ失敗してしまったのか」

「次に失敗しないためには何をやればいいのか」

など諦めずに失敗を次に活かそうとします。

逆に、諦めがちな人は一度の失敗で心が折れてモチベーションを失ってしまうため、そのまま辞めてしまう人がほとんどです。

大成功を収めた人有名な起業家でも失敗談というのは必ず持っています。

一例を挙げると、「ケンタッキーフライドチキン」で有名なカーネル・サンダースさんは何度も挫折や失敗を経験している1人です。

最初に開いたレストランでは火災が起きて失敗

2度目のドライバー向けレストランではハイウェイができたことにより、客足が落ちて失敗

3度目はレストランではなく、チキンのレシピを販売しました。

レシピを売るために交渉した回数は1000回以上にも及びましたが、諦めずに交渉をやり続けた結果、段々レシピが売れるようになり、今の成功に繋がったと言われています。

また、カーネル・サンダースさんは

「失敗とは、再始動したり、新しいことを試したりするために与えられたチャンスだ。私はそう信じている」

という名言を残しています。

このように、何度も失敗や挫折をしても諦めない人こそ起業して成功できる人であり、起業家に向いている人であるといえます。

(参考: 有名経営者にも失敗・挫折があった!カーネル・サンダース、ヘンリー・フォード、ウォルト・ディズニーの場合)

3-3世の中の不満を解決したい人

世の中の不満を解決したいと思っている人は、起業家に向いています。

なぜなら

「世の中の不満=世の中の人が本当に求めているもの」

だからです。

起業家にとって、商品やサービスが売れるか売れないかで、収入額は大きく変わってきます。

そのため

・ただ自分が作りたい物やサービスがあった

・なんとなく売れそうなアイデアがあった

などの理由で起業する人は、世の中の人が求めている物とはズレてしまう場合があり、それが失敗する原因にもなります。

しかし、世の中の不満を解決したいという理由で起業する人は、世の中の人は何が不満で、どうすれば解決する事ができるのかをわかっており、

その不満を解決する画期的な商品やサービスを提供する事ができるため、起業家として成功しやすい人なのです。

大企業などでも事業展開をする際は

・ニーズ調査(お客さんが求めている物の調査)

・日常生活で困っている事

・売っていたら嬉しい物

などを事前に調査し、それに合わせた商品やサービスを作ろうとします。

そのため、世の中の不満を解決したいと思っている人は起業家として成功できる人であり、向いている人であると言えます。

3-4固定概念にとらわれていない

起業して作る商品やサービスというのは、ハッキリ言って「何でもあり」です。

何でもありというのは、世の中の人が喜ぶ物であれば、どんな商品、どんなサービスでも良いということです。

また、そのような商品やサービスを作るのに、固定概念に捉われていてはいつまで経っても良い物はできないできません。

なぜなら、世の中にある商品やサービスに似た物しか作る事ができないからです。

わかりやすいように携帯電話で例えると、10年程前の携帯電話であれば

・折りたたみ式

・電話とメールのみ

というのが一般常識であり、それが当たり前の世の中でした。

しかし今の携帯電話は

・タッチで操作

・ゲームもできる

・検索もできる

・テレビと同期できる

など今では当たり前の事が、昔では誰も思いつかない物であったといえます。

しかし、それを開発したスティーブ・ジョブズさんはその一般常識や固定概念に捉われる事なく、独自の発想によってここまで辿り着いたのではないでしょうか。

このように、固定概念に捉われないことで世の中の人が喜ぶ独自性の高い商品やサービスを考える事ができるのです。

また、普段から固定概念に捉われていない人というのは、起業家向きであると言えます

5まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では起業家・企業家・事業家・実業家の他に起業家に向いている人を解説しました。

この記事で今よりも更に、起業に興味を持っていただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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